年功序列の会社に勤める4つのデメリットとは?

日本は年功序列の会社で溢れています。
そもそも年功序列とは何かをご説明しましょう。
まず以下の項目をご覧ください。
- 職能1
- 職能2
- 職能3
- チーム長
- グループ長
- 幹部
- 副社長
- 社長
下に行くほど給料が高く、偉い立ち場になります。※役職名はあくまで例です。
例えば、職能1の人間がいくら仕事が出来るからといって、幹部に飛び級するというのは、一般的にあり得ない話ですよね?
多くのサラリーマンは職能1→職能2という順に、長い年月を掛けて昇進します。
このように、順を追ってしか昇進出来ない会社が『年功序列』なのです。
今回は、なぜ年功序列がデメリットなのか、4つの理由をご紹介します。
1、若い世代の収入がめちゃくちゃ低い
体力があって好奇心旺盛な20代が、朝から晩まで5日間働き続けて、たった月20万程度の手取り。
実家暮らしならまだしも、一人暮らしだとカツカツですよね。
若くして大金を掴みたい!
月50万くらいは稼ぎたい!
という願望はどんなに頑張っても叶いません。
年功序列の会社に働いてる時点で安月給確定です。
2、残業すればするほど損
若い世代は夜遅くまで残業すればするほど、金銭的に損します。
なぜなら若手は時給換算するとかなり安いからです。
月収20万程度の人は、アルバイトとほとんど変わらないレベルですね。
上司は時給単価が高いですが、若手は安い時給で働き続けます。
若い貴重な時間を安売りしてるのは、あまりにもったいないですよ。
3、貢献してる若者よりサボる老害の方が得する
下記に当てはまる人で、給料の高いサラリーマンがかなりいます。
- 会社で仕事が出来ない上司
- 仕事をサボる上司
若い方が会社のためになることしてるのに、実は給料が一番低いなんてケースもザラです。
勤続年数が長いというだけで優遇されるのが年功序列制度。
努力してる人、結果出してる人にとっては、ひたすら金銭面で損をし続けることになるでしょう。
4、会社を辞めた時のリスクが大きい
年功序列の会社は、定年まで働き続ける人のみメリットのある制度です。
つまり、途中で会社を辞める人にとってはデメリットになります。
例えば20代で安月給に耐え、5年後に昇進して給料が上がったとしましょう。
しかしその後、何かをきっかけに途中で会社辞めると、再び安月給からのスタートになります。
即戦力になる人なら、転職する事で今まで以上に収入アップするかもしれません。
ところが大抵のサラリーマンは、自分の職場のみで通用するスキルしか持ち合わせてないんですよね。
転職先の会社で長年勤めてる社員と比べれば、どうしても不利になります。
ならば「会社を辞めなきゃ良い」という人もいますが、それは古い考えに過ぎません。
これからの時代、入社時に入った会社を定年まで働きづけるなんてほぼ不可能です。
そもそも入社時に決めた会社が、生涯自分に合ってる保証なんてどこにもないですよね?
働き続けるうちに価値観が変わって、今の会社辞めようとなるかもしれませんし。
またこれから少子化が加速する影響で、途中でリストラされたり、会社が潰れることもあり得ます。
こうしてなんらかをきっかけに会社をやめれば、今までの勤続年数や会社の役職が全てリセットされます。
そして、新しい会社での安月給生活が始まるのです。
どうですか?
これだと死ぬまでずっと安月給で働き続けることになりますよね?
職場でしか通用しないスキルなんて意味がない
とある統計調査では、大卒が就職して3年以内に4人に1人が辞めてる事実があるそうです。
それが定年までの統計となれば、ほとんどの人が途中で一度は転職してる計算になりますよね?
となれば、もはや年功序列制度はデメリットでしかありません。
もう一度言いますが、職場でしか通用しないスキルは、会社をやめた途端に無意味なものになります。
だからこそ今の10代、20代は以下の3つが重要だと覚えておきましょう。
- 職場でしか通用しない仕事は極力避ける
- 会社を辞めても通用するスキルを身につける
- 自分の実力が直に反映されるお仕事をすること
続いては以下記事をどうぞ。
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