会社で『性格が良い真面目な人間』は価値がない理由

会社に勤めてる人間は、そこそこ性格が良くて真面目な人間が多いです。
どんな人が真面目なのかというと・・・
- 職場のルールをしっかり守る人
- 先輩から言われたことを丁寧に最後までやり遂げる人
上記2つに当てはまる人は性格が良く、会社で言われたことなら何でもこなす特徴があります。
ところがこのような人はハッキリ言って、無価値な存在です。
ではなぜ、会社で真面目に仕事してるのに『無価値』と言えるのでしょうか?
今回はその理由を説明したいと思います。
本記事の目次
会社で真面目な人間をライン工に例えてみる
とある工場のライン工で、アンパンにゴマを振る作業があったとします。
その仕事に20代の契約社員が『時給1000円』で働いていました。
その人はとにかく真面目な性格で、アンパンにゴマを振る作業を一生懸命こなしていました。
アンパンにゴマを振る仕事を10年続けたらどうなるか?
10年もやれば、アンパンにゴマを振る作業そのものは専門家レベルでしょうか。
しかし、その作業を何年続けようと、その人が持ってるスキルはほとんど変わらないですよね?
もっと言うと、アンパンにゴマを振る仕事が機械化した時点で、その人は無価値な人間に変わります。
結局、その契約社員は上司から言われることを真面目にやり続けた結果、スキルがほとんど伸びず、給料も時給1000円のまま変わりませんでした。
真面目に仕事するだけの人間なら中国人に任せた方がコスト削減になる
中国人は日本人より、4分の1くらいの安い賃金で雇うことが出来ます。
つまり先ほどの例に置き換えると、アンパンにゴマを振る仕事を時給250円で依頼できるんです。
確かに日本人と比べ海外の労働者は、作業が雑なデメリットはあります。
しかし、一個200円の丁寧なゴマのアンパンと、一個50円のゴマの振り方は雑だけど味は同じアンパンだったら、あなたはどちらを選びますか?
ゴマの掛け具合を気にする人なんて少ないので、大多数は安い方を選びますよ。こう言うと、「中国製より日本製の方が売れる」とかいうクソリプが来そうですが、今時どこで作られなかなんて、ほとんどの人は気にしません。
だって、ユニクロの服がどの国で作られたとか興味ないでしょ?
要は使用用途さえ満たしてれば、客は安い方を買うわけです。
いくら真面目に仕事しても売り上げは変わらない
日本人は、上から言われた仕事を真面目にこなすだけの人がめちゃくちゃ多いです。
しかし先ほどの例でも分かる通り、作業が雑な人と丁寧な人ではほとんど生み出す価値が変わりません。
むしろ、値段が安くてゴマの振り方が雑なアンパンの方が売れるため、中国人を雇った方がコスト削減になります。
日本は発展途上国に比べ圧倒的に賃金が高いからこそ、ただ上司の言われたことを真面目にこなすだけでは価値ナシ!
経営者としては、高い賃金を払うくらいなら多少クオリティを落としても、海外の人を雇いたいとなるはずです。
あなたの今やってる仕事は価値がありますか?
今自分のやってる仕事が、価値があるか調べる方法は簡単。
今やってることそのものが、どれくらい『お金』を生み出してるか振り返ってみてください。
現在、丁寧にやってる仕事を雑にやったとして、売り上げがそう変わらないんだったら、そんな仕事さっさと辞めましょう。
まとめ
今回はアンパンにゴマを振りかけるという極端な例で説明しましたが、世の中にはこれと同じく価値の薄い仕事がたくさん溢れてます。
例えばコンビニ店員だってそうです。
いくらレジ打ちがうまくなろうと、その店員は5年10年働き続けても時給が変わらないですからね。
スキルに関しては、レジ打ちがめちゃくちゃ早いという能力が身につくだけ。
それ出来たからって経済的に豊かになるの?って話です。
もっと言うと、サラリーマンだって同じですよ。
上司から言われたことをやり続けた先に、自分が理想とするスキルが身につき、満足のいく収入が得られると思いますか?
なんだかよくわからない雑用ばかり、やらされてないでしょうか?
自分にとって無駄な仕事は排除し、将来的に資産を生む仕事だけをやり続ける人こそが、真の価値ある人間なのです。
続いては以下記事をどうぞ。
関連記事:会社員として働くよりブログを極めた方が断然得する理由